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雨(続)

雨雲は重く蔓延る。日も暮れ落ち、辺りはすっかりネオンが瞬いているが、天気の所為か人の気配は少ない。悠理は濡れた制服を紙袋に入れた。飛び込んだブティックはサービスが手厚く、水を吸い込んだ鞄も丁寧に拭き上げ、すっかり元通りの姿にしてくれた。購入...
shameful secret~誰にも言えない~シリーズ

本編~第七話~

七使い慣れた無線機をいつものように弄っていると、これまた馴染みの仲間がコンタクトをとってきた。深夜一時の出来事。“魅録さん………ちょっと気になることが………”相手がいつになく躊躇った感じで話すため、魅録もまた意識を傾けるほかない。暴走族の中...
shameful secret~誰にも言えない~シリーズ

本編~第六話~

六時は遡り────悠理達は華やかなパーティが終わった後の二次会を楽しんでいた。週末の夜ともなれば、どこもかも貸し切り状態。そんな中、洒落たダイニングバー全てを借り切って盛り上がる集団が、悠理達だった。パリコレのトップモデルやデザイナーに交じ...
shameful secret~誰にも言えない~シリーズ

本編~第五話~

五魅録は黒づくめの男に囲まれていた。初七日なのだから当然といえば当然。自身も礼服に身を包み、ご仏前を差し出したばかりだ。剣菱百合子は顔馴染みの幹部に分厚い其れを渡していた。姉御よりも姉御らしい風格は周りの者を圧倒する。屈強な男たちもまた頭を...
shameful secret~誰にも言えない~シリーズ

本編~第四話~

四鏡に映った自分は、もう以前の自分ではないような気がする。野梨子は寝間着の前を静かに開き、赤く腫れた肌をじっくりと見つめた。障子からは否応無しに朝日が透けてくる。鏡台に光が反射し自分を照らすけれど、野梨子にとって映るもの全てが醜く汚らしいと...
shameful secret~誰にも言えない~シリーズ

本編~第三話~

※このお話から少々陵辱的なシーンが加わります。ご了承ください。参武富組若頭、芝は夜遅くの電話を嫌う。とはいえこんな稼業だ。急な連絡を無視するわけにもいかない。「何だ?」不機嫌そうな声で携帯電話を取ると、部下の一人“萱島(かやしま)”が、緊張...
shameful secret~誰にも言えない~シリーズ

本編~第二話~

弐裏社会を極めた男達が集うその日。武富麻雪(たけとみ まゆき)は突然すぎる衝撃に顔をしかめ、胸を手で覆った。それほどまでに激しい引力で惹きつけられる。ピンク色の髪と鋭い眼光。野性的な男らしい顔立ちはそれでも美しく整っていて、どことなく気品を...
shameful secret~誰にも言えない~シリーズ

本編~第一話~

前置きこの作品は、サイトの読者様でもある若菜様のご友人の提案をアレンジしまくった上で、書き綴ったものです。内容は少しダークですが、最終的にはハッピーエンドとなりますのでご安心下さい。いつもののほほんラブ・・・という感じではありません。少々重...
悠丞&椿シリーズ

南国の空の下で

「花清ちゃんと、悠花ちゃんは寝た?」「うん。昼間遊びすぎたからね。ぐっすりさ。」「なら…………これからは私たち二人きりの時間ね。」「…………椿ちゃん♡」ここは常夏の島、ハワイ。あの後、プライベートジェット機に乗り込んだ私達は、最小限の荷物で...
悠丞&椿シリーズ

入学式

聖プレジデント学園中等部は、春爛漫のその日、入学式を迎えていた。晴れ着を纏った父兄たち。浮き足だった生徒。そのほとんどが初等部からの持ち上がりだが、中学生という肩書きが心躍らせるのか、皆そわそわしていた。新入生代表の挨拶に、”松竹梅 椿(し...