読み切り作品

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Morning Kiss

いつからだっけ?いつから、こんなに激しくなったんだ?昔は軽い挨拶程度のキスだったのに……今はもう、メイドたちが赤面するほどやらしいキスを仕掛けてくる。まだ、朝だっつーの……「行ってきます。」「お、おぅ……いってらっしゃい。」旦那を見送る新妻...
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彼女の背中に僕はいる

台湾料理が食べたい金曜の午後、悠理の発案で、いつもの仲間は剣菱マークのプライベートジェットに乗り込んだ。おじさん、おばさん、珍しく五代まで。巨万の富を持つ名家【林(リン)家】の当主と会食予定があるからと聞いている。僕達はただ悠理の果てしない...
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キスの効能(ショート)

おはようおかえりおやすみ夫婦になってキスが日課になった海外じゃあるまいにヤツは当然のようにキスを求める。今じゃそれに慣れたあたいもいて……ま、いっか?……って思ってる。ちょっとした喧嘩もリセットされるからけっして悪くはない。でもなこの間、ヤ...
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KISSを仕掛けて

嘘みたいだけどほんと冗談じゃないか?って思うけどあたいの初めての男が清四郎だなんて……憎たらしいくらいいつも苛めていた男が初めての恋人だなんて……「好きだった」「おまえしか、欲しくない」そんな告白に、びっくりよりも嬉しさが勝ったなんて、自分...
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秋の夜長に……

※甘めのショート静かな夜だった。秋の夜長───いつもよりちょっとだけ夜更かししたくなる季節。最近買ったばかりのサイドテーブルにお気に入りの推理小説を置き、母から貰ったジノリのカップに紅茶を注ぎ入れ、昨夜の続きを楽しもうとカウチソファに座る。...
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LOVE PRACTICE(R)

R作品夕方、それも西日。痛いくらいの強い日差しに思わず眉を顰めるも、恐らく夜も気温が下がらないことは容易に想像出来た。暑い熱い母に持たされた西瓜は特別大きく重い物だったが、これにかぶりつく恋人の顔を思い浮かべれば、しかし苦にならない。──き...
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DOLCE(ショート)

「悠理、いい加減にしなさいよ!あんた朝からずっと寝てるじゃない?」高校生活も残すところ、あと数か月。日々寒さが増していく季節の中、剣菱悠理はタマフク柄のクッションを抱きしめ、机に突っ伏していた。お昼休みも終わり、時計はすでに午後一時を過ぎて...
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Beautiful Beast(R)

夜ともなれば──日中の粗野でがさつな印象を、野生味溢れるカリスマ的個性へと転換し、僕を誘い出す。ここ一年……いや一年と半年か。彼女の美しさは、時として神がかっていて見えるのだが、恐らくは男……それも僕という男を知ったからだろうと信じている。...
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我が人生(ショート)

「恋って、いいもんですねえ。」しみじみと、それはまるで年老いた夫婦の間で発せられる言葉のようで、悠理は思わず吹き出しそうになった。「おまえ、いくつだよ。」「年齢が関係ありますか?」「その口ぶりはさすがに高校生じゃないぞ?」「ふふ、今更でしょ...
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嘘つきは地獄のはじまり(前)

あら────あの顔、どこかで見たと思ったら、先月のパーティで悠理にモーションかけてた男じゃないの。ちょっと小太りだったから印象に残ってるのよね。玉の輿探しに余念のない可憐だったが、その時ばかりはふと視線を留め、目を細めた。ここ半年ほど通って...