読み切り作品

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何も知らなかったあの頃には戻れない

※ショート「ねぇ、手、繋がないの?」過去、それなりに深い関係になった女性からかけられた言葉。僕は曖昧な笑顔で、その可愛いはずの“お強請り”をやんわり拒否した。だいたい人前で、それも人通りの多い街中で、そんなことをする趣味はない。歩幅の違う男...
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Barbarian Children

最初、その子を“少年”だと思った。“一夜の夢”を売る“イケナイ青少年”だと───この界隈ではそういった類の商売が多く、もちろん需要と供給は成り立っているわけで、刑事の俺がいうのも何だが、それも“必要悪”みたいなもんだと認識している。それに全...
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終わらない欲望(R)

※短めですがR作品「やっ…………!」「ほら、ちゃんと開いて………」「やだよ。恥ずかしいじゃんか。」「今更何言ってるんです?早く診せなさい。」「やだってばぁ!!!」朝七時半。剣菱家にこだまする絶叫は、のんびりと餌を堪能していたタマフクを驚かす...
母と子

母と子(小話1)

「ねぇー!お腹空いたよ、ママ。」「ん~?何時だ?………てか、二時じゃん。さっき飯食ったばっかだろ?」「おやつ欲しい……」「はぁ………悠馬はあたいに似ちゃったからなぁ。」いつもの内線電話を手にしながら、自分もまた何が食べたいかを考える悠理。子...
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剣菱家の溜息

※Rシーンあり「キッズモデル~?」「そ!あんたの子、わりと可愛いじゃない?もう三歳なんだし、頃合いとしてはいいと思うのよねぇ。」「“わりと”じゃねぇよ。すっげぇ可愛いんだ!」手製のケーキ持参でやってきた可憐は、すっかりステージママ風情。パン...
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愛と理想の身体

……ったく、いい体してるよなぁ。こりゃモテるはずだよ。(特に男)こいつ、努力家だし、才能もあるし、あたいとは大違い。長いことかけて鍛えた身体は無駄も隙もない。ほんとイヤミなくらい出来上がってる。男とか女とか、あんま意識したくないけど、やっぱ...
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supplement

切っ掛けは何だったっけ?あ、そうだ。皆で昼飯食った後、美童が広げたエロ雑誌(プレイボーイ)。可憐と野梨子が不愉快な顔をしてるのに、あの男、嬉しそうに他の二人に見せつけてたんだよな。魅録は「へぇへぇ」って言いながら、あんまり興味を示さなかった...
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startin’(悠理編)

startin’可憐お手製のミルフィーユ。でっかくてサクサクで、イチゴたっぷりで、カスタードクリームの甘さも丁度良くて。とにかく、あたいの大好物なんだ。他の奴等よりちょっと大きめに切り分けてもらったから、ホクホク顔でフォークを突き刺す。その...
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startin’

※ちっとも知的じゃない清四郎「悠理が好きです。結婚を前提に、僕と交際してもらえませんか?」それが昨日10時間かけ考えた、告白の内容だった。なんとも捻りのない台詞。ありとあらゆる語彙力を持ち合わせているにも関わらず、だ。まったく…………自分で...
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My hero(野梨子視点のショート)

生まれてからずっと一緒。頼りになる幼なじみの無自覚な横顔が夕日を受ける。淹れ立ての珈琲を飲むことも忘れ、ただ一人の少女を見つめる目。どんな学問よりも興味を示しているその熱い目に、果たして彼女は気付いていないのだろうか?恋愛に疎く、食欲の権化...