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ウェディング小話

くっそー、あいつ何分待たせんだよ。チャーター機なら三時間で帰れるって言ってたくせに。だいたい式の当日までシンガポールで仕事って………おかしいだろ。ほんと非常識なヤツ!そりゃ……あたいが新婚旅行に二ヶ月かけたいって喚いたから、前倒しになった仕...
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兄・豊作の見解

「おかえり~。」「ただいま。ん、なんだ?悠理、えらく難しい顔して。」「兄ちゃん~(涙)。見てよ、これ!清四郎の奴、こんなにも自習用の問題押しつけやがったんだ。“高校最後の定期試験くらい人並みの点数目指しなさい”───だってさ!今更頑張って点...
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二人で感じる夏

寄せては返す波。天辺で輝く太陽は、この世の全てを照らすように明るい。何度も訪れた南の島の浜辺は、いつもと同じ景色で出迎えてくれる。違うと言えば────「悠理。」「清四郎。」優しい風と共に現れる、生まれて初めての恋人。サングラスがあまり似合わ...
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初恋を忘れて・・・(魅×可)

ねぇ、魅録。あんたって………意外と弱いのね。そんなにも王女様が結婚したこと、ショックだったの?仕方ないじゃない。彼女だってお年頃。いつまでも一夏の思い出に、縛られてなんかいられないでしょ?でも────そっか。あんた、初恋だったもんね。あれか...
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My honey(美×可:ショート)

可愛い、可愛い、僕のお姫様。そんな不安げな顔しなくていいよ。僕はもう、君しか見ていない。君しか見えていない。信じられないかもしれないけど、君に恋してからずっと、視線は釘付けなんだよ?この僕が───この恋多き僕が、君の全てに囚われてしまった。...
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Turn to me.

────目を合わせて欲しい。そう言えば、悠理は照れたように顔を背けた。こんな関係になって早半年。“恥ずかしい”だなんて…………そんな柄でもないくせに、いつもいつも彼女は目を逸らす。おまえの顔を見つめながらイきたいのに──最後の最後に手で覆う...
夜に惑う

第五話

自宅に帰った清四郎は、ほろ苦い思いを噛みしめていた。日はすっかり傾き、夜を連れてきている。もやもやする胸の奥にまで侵食する勢いで。ベッドに横たわり思案を巡らすも、気持ちはちっとも晴れやしない。─────悠理に男の影それはあってはならない事態...
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不機嫌な恋人(R)

夏らしさが感じられる青い空。風は多少の湿気をはらんでいるものの、決して不快なほどではない。悠理は流れる景色を見つめながら、それでも晴れない表情で車の窓に顎を乗せていた。どうにも気持ちが落ち着かない。モヤモヤ、イライラ。原因は自分でもはっきり...
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不機嫌な夫(R)

いつもより少し早い帰宅。あいつの足音が絨毯敷きの廊下に響く。予感がする────今夜の清四郎は不機嫌だと。寝室の扉を開けると同時、ネクタイを乱暴に外し、ジャケットと共にあたいが座るソファへと放り投げる。母ちゃんが先月プレゼントしたネクタイはイ...
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二人で堕ちる宇宙(微R)

清四郎は怖い────優しい顔をして、優しい声をして、あたいの全部を暴いてしまう。逃げることも、拒むことも出来ない追い詰め方で、あたいを籠の鳥にしてしまう。いっつもそう。昔から、そう。優しいのに、怖い。手も足も出ないのは何故?ちっともあたいら...