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読み切り作品

Sweet Night

こいつと夜を過ごすようになって、どのくらいになるだろう。高等部を卒業した直後に変わった二人の関係。“優等生”の仮面を剥がした男は、美童顔負けの色気で迫ってきた。───ちょ、おまえ、そんなキャラだっけ?───変ですか?女を口説いたことがないの...
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Thanks to a God.

眩いばかりのイルミネーション。耳を通り抜けるクリスマスソング。たとえ雪が降りそうなほど寒くても、行き交うカップルたちの表情は明るく、誰もが底抜けに幸せそうだ。「やれやれ。こんな時期に外で待ち合わせなど、一体どこに視線を定めれば良いやら。」い...
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Fragrance(ショート)

悠理から香る甘い匂い………その香りに敏感な鼻が反応したとき、僕は彼女を意識していると気付いた。今まで感じたことのない………女性らしい香り。香水とは違う。かといってフェロモンの類でもない。それは甘く、不思議と惹きつけられる匂いだった。・・・「...
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IF 悠理が菊正宗家に嫁いだら(ショート)

「あら、紫陽花が満開。」玄関から一歩出たばかりの和子は目を細め、喜んだ。彼女の誕生月でもある水無月はじめじめと鬱陶しいものの、青紫の花が雨によく似合うため、わりと好きな季節となっている。隣家のお嬢様はいつも二枝ほど持ち帰り、玄関先に飾ってい...
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宣戦布告

街中を一組のカップルが歩いていた。いや、正確にはカップルのような近い距離で。楽しそうに、時折小突き合う年頃の男女。女は最近流行のチーズドッグというものを頬張っていて、口の周りを汚せば、隣の男はそれを手の甲で拭ってやっていた。どこかで見たこと...
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missing you(ショート)

くそぉ………瞼が重い。夕べ、調子に乗って飲み過ぎたか。せっかくのクリスマスだってのに、二日酔いなんて冗談じゃねぇ。手繰り寄せた携帯電話を見ればメールが四件。その内二件は可憐で、今夜表参道で行われるパーティについての話だった。もう一件は魅録。...
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Seventh Heaven(Xmas story)

「ふぁあ………さっぶい!さっさと飯食いに行こうぜ!」「この時間なら適当な居酒屋くらいしか………」「いいよ!行こ行こ。」いつもは混雑する大通りも、深夜11時を過ぎると人も疎ら。カップル達は今頃、予約したホテルでまったり過ごしているのかもしれな...
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Don と 来い!

夕べは──いつもよりあっさりした夜だった。それも仕方ない。東南アジアの新興国を三週間かけて巡ってきたのだ。遊びならともかく、仕事となるとさすがに疲れも溜まる。いくら清四郎がタフだったとしても。朝まであるはずの温もりが早朝には消え、ヤツは早速...
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猫とYシャツと私(ショート)

「タマー、フクー!」どっこいったー?あいつら。せっかく新しいオモチャ買ってきてやったのに。ネズミが五匹も付いたクルクル回る棒を片手に、最近かなり太ってきた二匹を探す。テラス側にあるお気に入りのソファには居ない。クローゼットの中の鞄にも居ない...
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秋風と小さな幸せ

「待たせましたね。」街中で呼び止めた相手はESP研究会の一人で………デート中にも関わらず、30分も話し込んでしまったのは、確かに僕の失敗。広場のベンチで独り───何よりも退屈を嫌う彼女が、よくもまあ、怒って帰らなかったものだ、と胸を撫で下ろ...