orner

読み切り作品

supplement

切っ掛けは何だったっけ?あ、そうだ。皆で昼飯食った後、美童が広げたエロ雑誌(プレイボーイ)。可憐と野梨子が不愉快な顔をしてるのに、あの男、嬉しそうに他の二人に見せつけてたんだよな。魅録は「へぇへぇ」って言いながら、あんまり興味を示さなかった...
読み切り作品

startin’(悠理編)

startin’可憐お手製のミルフィーユ。でっかくてサクサクで、イチゴたっぷりで、カスタードクリームの甘さも丁度良くて。とにかく、あたいの大好物なんだ。他の奴等よりちょっと大きめに切り分けてもらったから、ホクホク顔でフォークを突き刺す。その...
読み切り作品

startin’

※ちっとも知的じゃない清四郎「悠理が好きです。結婚を前提に、僕と交際してもらえませんか?」それが昨日10時間かけ考えた、告白の内容だった。なんとも捻りのない台詞。ありとあらゆる語彙力を持ち合わせているにも関わらず、だ。まったく…………自分で...
Happy Daily Life

Happy Daily Life act.4

Happy Daily Lifeシリーズ第四弾はRで。「あ…………このタイピン。」“奥さま”なんてちっとも柄じゃないけど、結婚して半年。ようやくその呼び名にも慣れてきたように思う。“お嬢様”から“奥様”へ━━━━どこに行っても、清四郎の妻と...
読み切り作品

My hero(野梨子視点のショート)

生まれてからずっと一緒。頼りになる幼なじみの無自覚な横顔が夕日を受ける。淹れ立ての珈琲を飲むことも忘れ、ただ一人の少女を見つめる目。どんな学問よりも興味を示しているその熱い目に、果たして彼女は気付いていないのだろうか?恋愛に疎く、食欲の権化...

「こら。どこで道草食ってたんです?」夕時の繁華街。細い糸のようだった雨がどんどんと強まる中、この学園の制服で出歩いてる生徒はほとんど見かけない。元々、送り迎えが当然の子息令嬢。親は子を思い、籠の鳥の如く扱う。しかし、日本で五指に数えられる財...
悠歌シリーズ

母の日

母の日の剣菱邸悠歌「ママ、はい!これ。私と悠世からのプレゼント。」悠理「お!サンキュー!今年は何だろ?」悠歌「悠世がデザインしたのよ。何日もかけて。」悠理「へぇ~、悠世が?楽しみだな。」悠世「ママ!早く開けてみて!」ガサゴソ・・・悠理「ん?...
読み切り作品

チョコレートよりもずっと

※甘さ控えめバレンタイン作品「チョコレートは要りません。」「…………えっ?」二月十四日世の女子(中には男子)がピンク色の甘ったるい世界に浸るバレンタインデーがやってきた。聖プレジデント学園では基本、チョコレートの持ち込みを禁止しているはずな...
抜け出そうとする女(完結)

番外編3

抜け出そうとする女シリーズひんやりとした肌触りを与える極上のシーツ。垢抜けた調度品達はどれもこれも、桁外れの値段がするという。吸い付くようなシルクのローブに身を包み、私はサイドテーブルに置かれたシャンパングラスを手に取った。一本10万円は下...
狐の婿取り

狐の婿取り~第八話~

※R注意カテゴリー:狐の婿取り人気のない門から静かに案内された先は、あまりにも立派な寝殿だった。大きな池にかけられた反り橋を幾度も渡り、多くの樹木が植えられた中庭を通る。春になれば恐らく、見事な梅や桜に彩られるのだろう。釣殿を横目に先へ進め...