読み切り作品

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Love Birds

「清四郎!あんたねぇ、プールに来るって解ってて、キスマークつけまくるの止めなさいよ!耐水用のファンデで隠すのも限度があるんだからね!」 そこは昨年出来たばかりのアミューズメント施設。 特に猛暑である今年の夏は多くの家族連れや...
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ざわめき喫茶店

それは悠理宛てに投函された一通の手紙。 ───ご主人が、とある女に言い寄られてますよ。相手は海外事業部の才女。気をつけて。 剣菱本社の重役である夫に女の影? 新婚一年目の妻の目が鋭く光った。 清四郎とは二...
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おもひで

────清四郎ちゃん! 見た目からは想像できないほど気の強い少女の呼び声が、中庭に響きわたった。 桜はすっかり花びらを落とし、すでに初夏の陽射しを感じさせる空が広がっている。 普段は穏やかな日常が繰り広げられる聖プレジ...
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Anything for you(魅×可)

ええ、あたし知ってるわ。 あんたはまだ、あの王女様のこと、気にしてるわよね。 見かけによらず一途な男だもの。 なんたって南の島での恋物語。 甘酸っぱい思い出に浸る気持ちも分からなくはないわ。 でもね。 あたしの方...
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some day(ショート)

ひとしきりの雨が空気を澄んだものにする。 眩しいほどの空と木々の緑。 水滴に輝く太陽の光。 雨上がりの景色が こんなにも美しいなんて──── 悠理は無意識に目を細めた。 菊正宗総合病院には何度もお世話になっていて、顔見知...
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譲れない存在

※清四郎がようやく目覚めた。悠理への想い 肩にかかる重み。 上下する薄い胸。 規則正しい吐息がかすかな音を立てる中、僕はこみ上げてくる愛しさと苦しさの狭間に立たされていた。 お世辞にも恋愛に向いているといえない自分が...
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Woman of my dream(清四郎と息子のショート)

僕の姿形は母に似ていると、皆が言う。 それは確かにそうかもしれないが、性格はまったくもって父親譲り。 計算高く、腹黒い。 常に自分にとってどう利益があるかを考えてしまう。 こんな僕だが、有り難いことに友人には恵まれていて...
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小さな世界の少女(清四郎と野梨子)

※関連作品:永遠に繋がる出会い(魅録と悠理) 夕暮れ時。 まるで人形のように整った二人の男女は、帰宅時の街中を足並み揃え歩いていた。 男は、細く華奢な少女を庇うように道路側を行く。 それは昔からの立ち位置で─── 少女...
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タオルの下は・・・?(オチ無しショート)

「なぁ、清四郎。」 「な、なんです?」 「ちょーっと、タオルどけてみようか。」 「こ、こら・・・止めなさい。はしたない。」 「何言ってんだ。おまえ、あたいん時、いっつもひん剥くだろ?自分だけ逃げようったってそ...
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永遠に繋がる出会い(魅録と悠理)

※悠理と魅録、中学生時代(ショート) 「おい。おまえ……………“悠理”じゃねぇか。」 「ん?…………あ!魅録?」 夜遊びを覚えるには少々早い年頃の二人。 だが彼らほど夜の街に精通している中学生も珍しいだろ...