読み切り作品

読み切り作品

supplement

切っ掛けは何だったっけ?あ、そうだ。皆で昼飯食った後、美童が広げたエロ雑誌(プレイボーイ)。可憐と野梨子が不愉快な顔をしてるのに、あの男、嬉しそうに他の二人に見せつけてたんだよな。魅録は「へぇへぇ」って言いながら、あんまり興味を示さなかった...
読み切り作品

startin’(悠理編)

startin’可憐お手製のミルフィーユ。でっかくてサクサクで、イチゴたっぷりで、カスタードクリームの甘さも丁度良くて。とにかく、あたいの大好物なんだ。他の奴等よりちょっと大きめに切り分けてもらったから、ホクホク顔でフォークを突き刺す。その...
読み切り作品

startin’

※ちっとも知的じゃない清四郎「悠理が好きです。結婚を前提に、僕と交際してもらえませんか?」それが昨日10時間かけ考えた、告白の内容だった。なんとも捻りのない台詞。ありとあらゆる語彙力を持ち合わせているにも関わらず、だ。まったく…………自分で...
読み切り作品

My hero(野梨子視点のショート)

生まれてからずっと一緒。頼りになる幼なじみの無自覚な横顔が夕日を受ける。淹れ立ての珈琲を飲むことも忘れ、ただ一人の少女を見つめる目。どんな学問よりも興味を示しているその熱い目に、果たして彼女は気付いていないのだろうか?恋愛に疎く、食欲の権化...
読み切り作品

チョコレートよりもずっと

※甘さ控えめバレンタイン作品「チョコレートは要りません。」「…………えっ?」二月十四日世の女子(中には男子)がピンク色の甘ったるい世界に浸るバレンタインデーがやってきた。聖プレジデント学園では基本、チョコレートの持ち込みを禁止しているはずな...
クリスマス作品

Girl’s Position(悠理)

「トラブル?」「ええ。今日は遅くなります。先に休んでいなさい。」「まじでーー?何の日かわかってんの!?」「社員がクリスマス返上で働いているんだ。僕だけ悠長に楽しめませんよ。」「………っ!」「二、三個、パーティがあったろう?遅くまで楽しんで来...
クリスマス作品

Girl’s Position(可憐)

※美可カップル「可憐!」白馬の王子さまって、この男の為にあるような代名詞ね。白いタキシードにピンクのタイ。金髪を靡かせ微笑めば、周囲五メートルはクラクラ撃沈。若い子からお年寄りまで、女という女を虜にする男に、あたしは毎度苦笑いするしかない。...
クリスマス作品

Girl’s Position(野梨子)

※魅野カップル「の………野梨子?」魅録の上擦った声は久々に聞いた気がする。驚く顔が見たいとは思っていたけれど………こんなにも良い反応をされると嬉しくなってしまうのは、自分の中の『女』が確実に育ち始めているから。そう結論付けた野梨子は、いつも...
クリスマス作品

Happy Present (IF 悠理が菊正宗家に嫁いだら)

「はい、これは悠理ちゃんに。」菊正宗家では毎年恒例、クリスマスのプレゼント交換が繰り広げられていた。修平は家族全員に温泉宿の宿泊券を。和子はそれぞれに色違いのマフラーを。そして清四郎の母は、結婚二年目の若夫婦へ、お揃いのセーターを手渡した。...
クリスマス作品

Benediction(清四郎視点+悠理視点)

大学部に無事進学したは良いけれど、悠理は相変わらず勉強が出来ない。その面倒を買って出たのはボランティア精神以外の何物でもないだろう、と思い至るのだが、それだけではない感情に気付いたのは、暑い夏の終わりだった。どうやら僕は━━━━悠理に恋して...