読み切り作品彼女の賭け(R) 「今回は残念でしたね。」 「ふん………どうせ馬鹿にしてるくせに。」 「馬鹿になどしていませんよ。」 「嘘だ。」 「してません。よく頑張ったことを知っていますから。」 「で、でも結局あたいは………」 ... 2019.12.05読み切り作品
読み切り作品彼女の杞憂(R) 30を過ぎた辺りから、妻が僕を求めてくる夜はめっきり、その数を増やした。 もちろんそれ自体は喜ばしいことなので、出来るだけ応えるようにしている。 日々増大する色気は、複雑な思いすら感じさせるが…………。 問題はその理由。 彼... 2019.12.05読み切り作品
読み切り作品魔王きたりて・・・・(R) ━━━━━━油断した! 悠理がそう後悔したのは、アルコールの匂いとタバコの煙が充満する、いかにもな感じの退廃的な飲み屋のカウンターでのことだった。 大学生達が集まる、所謂合コン御用達のその店へ、タダ酒が飲めると喜び勇んで来たもの... 2019.12.05読み切り作品
読み切り作品絞り芙蓉(R) 四十八手の一つ━━━ 絞り芙蓉 好奇心旺盛な二人は、日々その柔軟な躰を使い、新たな体位を試している。 「は……ぁん………せぇしろ、も、胸ばっかダメぇ。」 「ダメ?嘘を吐いてはいけませんよ。本当はもっとして欲しいくせに。」 ... 2019.12.05読み切り作品
読み切り作品秋色の海(R) 庭に植わった金木犀が強く香り出すその季節。 清四郎は悠理を二人きりの旅行へと誘った。 交際して一ヶ月が経つ。 そろそろ次のステップに進みたいと思っていた男は連休を使い、海の見える温泉宿を予約する。 しかし相手はあの悠理。... 2019.12.05読み切り作品
読み切り作品愛と混沌たる欲望(R) 麗らかな春の日。 清四郎は悠理を伴い、親戚から譲り受けた軽井沢の別荘へとやってきていた。 二人は大学二年生。 来週からまた講義が始まる。 交際を始めて半年ほど経つが、互いの想いは燃え盛るばかり。 特にあからさまな態度を見せる悠... 2019.12.05読み切り作品
読み切り作品Hot&Sexy(R) 「おや、目が覚めたんですか?」 湯気立つ肌は、とても40半ばには見えない。 張りのある筋肉がシャワーの名残りを弾いている。 太い首に浮かぶ血管や盛り上がった胸板、割れた腹筋は男らしさの象徴でもあった。 剣菱に婿入りし... 2019.12.05読み切り作品
読み切り作品sink into the abyss(R) ピチャ………ピチャ…… 「んっ・・・タマ、フク?」 猫が水を飲む音かと思ったそれは、清四郎が股間を啜る淫らな湿音で、悠理は遠退いていた意識を慌てて手繰り寄せた。いつの間にベッドへと運ばれたんだろう。 乾いたシーツの上に脚を大き... 2019.12.05読み切り作品
読み切り作品a bright moon(R) その日の夜は、色々とストレスを抱えたまま帰宅した。 いつもなら、酒を一杯だけ引っかけ、気持ちをリセットしてから玄関をくぐるというのに・・。 そんな気すら起きないほど、疲労を感じていたのだ。 心身共に・・・・。 剣菱邸の24時。 メ... 2019.12.05読み切り作品
読み切り作品Happy Summer Beach(R) 青い空、輝く太陽、透明な海。 しかし何よりも目を釘付けるのは、僕の恋人。 「さ、泳ご~ぜ。」 「待ちなさい。まだオイルを塗っていないでしょう?」 「あ~、どうしよっかな~。」 「塗った方が綺麗に焼けますよ。... 2019.12.05読み切り作品