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責め立てる男シリーズ

光り輝く夜景を背に、二人は深く絡み合い、部屋に響く吐息だけで会話する。 グチュグチュと濡れた音はあまりにも卑猥。 悠理は耳を塞ぎたい気持ちを堪え、ただただ揺さぶられていた。 (なんでこんなことに・・・?) 何度も...
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執着する男

「講堂で親しげに話していた男は誰です?」 「あ、あいつは・・・あたいにノート貸してくれたヤツだよ。」 (てか、いつの間に覗いてたんだ?学部も違うくせに・・・・) 「そう言えば食堂で三人の男に囲まれていたでしょう?魅録が見当たら...
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飛んで火にいる夏の虫(R)

━━━本当はこんなコトしたくない。 ふ、とした間にこみ上げてくる欲求が、僕を困難と羞恥に陥れる。 この菊正宗清四郎を、ただの男に貶めてゆく。 「………っり、ゆうり、悠理!………っく!」 二度目の白い欲望に手を汚し...
責め立てる男シリーズ

昔から僕は、彼女を苛めたい衝動に駆られていたけれど。 最近はより一層、激しい泣き顔が見たくて仕方ない。 これも普段、僕の中に潜んでいる破壊衝動が、解き放たれ始めたからなのか。理性で抑え込んでいた分、どうやら性質(たち)が悪そうだ。 悠...
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ケダモノカップル(R)

二人は初めての旅行に来ていた。 遠く離れた南の島の、あまり人気ひとけのないホテル。 ただひたすらお互いを貪るだけの旅行。 「やっ・・・!」 「そろそろ慣れてくれませんかね。ほら・・・そんなにも怖いモノではないでしょう?」 ...
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二人だけの世界(R)

「あ………せぇしろ………くすぐったい」 悠理のどこもかもを、彼の唇と吐息が奪ってゆく。 伝う汗の香りを。 立ち昇る女の色香を。 彼の鼻は余すことなく嗅ぎ取り、自身の興奮を高めている。 そしてそのセクシーな唇が蠢く度、女は身体の...
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月光(R)

晴夜に浮かぶ蒼き月は、煌々たる光で二人の痴態を照らし出す。 静かな春の夜。 花散る音すら、耳へと届く。 「こんなにも濡らして………まったく、はしたないお嬢さんですね。」 「んっ……ふっ………」 封じられた口から...
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初めての夜(R)

ぐったり・・・・・ もう、動けない・・・ あたいの身体はヤツの思うがまま。 男って、男って・・・・なんてドスケベなんだろう。 それとも清四郎だけ? そういや、こいつ、ムッツリだもんな。 解ってたはずなのに...
責め立てる男シリーズ

「ひっ……っん………や!」 清四郎の指がそっと開くその場所。 瑞々しい花を連想させる濃い紅色を、彼の器用過ぎる舌が妖しげにさまよう。 男の長い指が花弁を撫で、甘露を泡立てていくも、それは全て彼の口へと消えて行く。 ジュッ...
責め立てる男シリーズ

大学部二年目の有閑倶楽部。 いつものメンバーは短い青春の日々を存分に謳歌していた。 そんな六人に大きな変化が訪れたのは半年前のこと。 清四郎と悠理、メンバーの中心的人物である二人は突如として恋に目覚め、瞬く間に互いを意識するように...