読み切り作品gratification(R) その日は約三週間ぶりのデートだった。 北海道から帰ったばかりの清四郎が選んだ場所は、都内から少し離れた動物園。 わざわざ車を借りて迎えに来てくれるとのことで、悠理は今か今かと待ちわびていた。 久々のお出掛けデートな上、行き先が動物... 2019.12.05読み切り作品
読み切り作品Change My Mind(R) やぁん………待って、せぇしろ! 人生20年。 こんなエロビデオみたいな台詞が、あたいの口から飛び出すだなんて、考えてもみなかった。男なんて必要ない! 一人でだって生きてけるもん! 軽くそんな風に思ってたけど、そりゃも... 2019.12.05読み切り作品
読み切り作品fascinating woman(R) 今日は待ちに待ったクリスマスイブ。 生まれて初めてではないだろうか。 こんなにもクリスマスを心待ちにしたことは・・・。交際して三ヶ月目の恋人は、今、ジャグジータイプの大きな浴槽でのんびり鼻歌でも歌っていることだろう。 いや、それとも緊... 2019.12.05読み切り作品
読み切り作品He burned with jealousy.(R) 「な~んでデザートも食わずに帰るんだよ!あの店のスフレ、すんげぇ旨いって有名なんだぞ。」 左ハンドルの車内にて。 革のシートを少しだけ倒し、両腕で脚を抱えながらブツブツと不満を洩らす悠理。 そんな恋人をチラと一瞥しただけで、言い訳... 2019.12.05読み切り作品
読み切り作品Ecstasy(R) 「あら、副社長、もうお帰りですか?」 秘書課トップ、柴崎結子(しばさきゆうこ)は急ぎ足でエレベーターホールに向かう清四郎へと柔らかく声をかけた。 「ええ、今日は少し用事があるので・・・。」そわそわとした様子のまま、携帯電話から目... 2019.12.05読み切り作品
読み切り作品sea breeze(R) 「ど、どけよ!」 「無理です!」 ━━━何が無理なんだよぉ!?? ベニヤの壁に押しつけられた悠理は、その大きな目を限界にまで開いた。 両手で挟み込む様に手を付く清四郎の鼻息が、恐ろしく荒い。 これは異常事態だと... 2019.12.05読み切り作品
読み切り作品soixante-neuf(R) まだ少女の様なしなやかな脚。 蝋を思わせる白い肌の先端、小さな足の爪があまりにも可憐で、思わず口に含みたくなる。 挑発的でいて、それでも甘えるような瞳を見せる彼女に、僕の胸がじくりと疼く。 ピンク色の少女趣味な下着。 普段、決して選... 2019.12.05読み切り作品
読み切り作品SEX IN THE CAR もぉ!! こんなことしてたら、イルカショーに間に合わないじゃん! そこは決して寛げる空間ではない。 どちらかといえば不自由で、座っている場所すら満足出来ない。 しかしそんな密室とも言える車内で、悠理は嬌声をあげながら、快楽に身を... 2019.12.05読み切り作品
読み切り作品BODY TALK~sequel~(R) あの日の事は私の過ち。 いつもは決して見せない彼の、明らかな隙を狙ったんだけど・・・・まさか奥さまがあんなにも早く到着するとは、ね。 ベージュ系のリップを止めて、買ったまま引き出しに眠っていたオレンジ色のそれを手にし、鏡の中のちょっ... 2019.12.05読み切り作品
読み切り作品BODY TALK(R) 甘く支配される━━━━ 彼女の声に、 匂いに、 肌に、 そして温もりに。 支配しているのは自分だけのはずだった。 けれど今はその自信が確実に揺らいでいる。 「せぇしろ………気持ちいい?」 柔らかな太も... 2019.12.05読み切り作品