闇部屋

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the eternal caress(R)

その夜、悠理は怒っていた。 いつもはぴったり寄り添って眠る夫を、隣の書斎へと追い出すほどに。 理由は、帰宅した清四郎のワイシャツに鮮やかなまでに付いたキスマーク。 一つではない。 色違いで二つもだ。 接待で訪れたクラブのホステ...
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Revenge(R)

「よくも………こんな子供じみた悪戯をしましたね。」 「は、鼻が利くくせに………半分も食べるおまえが悪いんじゃんか!」 「ほぅ……言いたいことはそれだけですか?」 「ひぃっ………!ごめんなさい~!!」 結婚してまだ...
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It’s too late.(R)

クールぶってるくせに 愛してる、なんて普段言わないくせに 夜─── 清四郎は別人へと変身する ズズッ…………ジュル……… 啜り立てる水音には、いつまで経っても慣れない。 まるで儀式のように行われる...
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I am no match for you(R)

「あ……ま、待って!清四郎!」 「待てるわけないでしょう?何日お預けを食らったと思ってるんです?」 そこは閑を持て余した男女六人が集まる部屋。 昼は皆で集い食事を楽しみ、放課後は面白いことが無いかと頭を巡らせる大切な空間だ...
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Punishment(R)

────お仕置き、ですよ。 そう言って手を伸ばしてくる男の目は、愉快そうに細められていた。 それは昨晩、寝る直前に話した他愛もない世間話が発端であった。 大学部も二年目となれば、付き合いは入学当時の倍の広がりを持つ。 社交的...
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Paraphilia(R)

夢の中の悠理は、驚くほど儚い。 まっさらな身体を思う存分割り開き、汚れた欲望を幾度となく突き立て、注ぎ込めば、鮮血は花弁の様に舞い、微かな芳香を振り撒く。 ひくり 艶かしく揺れる腰が卑猥で、僕は再びのし掛かってしま...
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Pheromone(R)

その日、珍しく夕方に帰宅した清四郎は、いつもの書斎を素通りし、夫婦の寝室で一汗流そうと考えた。 いくらクールビズの世の中とはいえ、大企業の副社長がノーネクタイでは格好がつかない。 それにワイシャツにスラックスだけといったスタイルは、彼が...
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Campari Night(R)

漆黒の前髪が額を擽り、整った唇が悠理のものにそっと重なった。 「悠理、今夜は帰らなくてもいいですね?」 そう確かめたのは男だったが、本当は悠理こそが尋ねたかった。 ――――『今日は一緒に居てくれる?』六人が大学を無事卒業し...
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vaulting ambition(R)

「あ………待って、せぇしろ!」 「嫌だ。」 「こ、こんなとこで………せめて、あたいの部屋、いこーよ。」 「あそこはメイドの出入りが多いでしょう?ここなら、まさか使っているとは思われないから。」 二人が縺れ合いながら飛...
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Sweet night surrounds me.(R)

「や………ぁあっ………!」 滑る指はいつも熱くて、抉じ開ける強引さが悠理の胸を震わす。 外は嵐━━━ しかし風の唸り声すら聞こえない濃厚な夜。 昼間、学園きっての天才として名高い男は、速やかに野獣へと変わる。 ひっそりと落...