読み切り作品fallen angel(R) ほっそりとした白い腰が震える。 背後から伸ばされた長い指先が、開かれた両脚の中心部を擽るようになぞる。 「んあっ・・・!」 充血した秘唇はすでにひたひたに濡れ、その上にある小さな真珠はぷっくりと膨れ上がっている。 清四郎... 2019.11.26読み切り作品
読み切り作品melt into one(R) ―――冷たさが、あとから、あとから降ってくる。 その冷たさは降り止むことはない。 積もり積もって、いつかこの身体を閉じ込めてしまう。 ―――清四郎。 一人の男の名だけが心の中で熱く燃える。 たったそれだけが、自分を生かして... 2019.11.26読み切り作品
読み切り作品Lovesickness あまりにも長く友達だったから。 どんな距離で接すれば良いか、図りかねているのが本音。 彼女は、眩しい夏の日を僕たちに与え続けてくれるムードメーカー。 性別を越えた六人の関係。 それこそが有閑倶楽部。 決して恋愛など生まれない、そう... 2019.11.26読み切り作品
読み切り作品spring storm 悠理はイライラしていた。 元々気乗りしなかったのだ。 大学部に入ってからというもの、やれ新歓コンパだの合コンだのと、連日連夜飲み歩き、見慣れてきた顔ぶれにも正直飽き飽きしていた。今夜、この飲み会に来た理由はたったひとつ。 参加者の中に... 2019.11.26読み切り作品
読み切り作品only your hands 新歓コンパで慌ただしくなる季節。 大学生になった六人も色んな誘いを受け参加し、毎晩のように飲み歩いている。 特に剣菱悠理はその運動能力を買われ、体育会系サークルのコンパに顔を出す事が多く、可憐や野梨子よりもしつこい勧誘を受けていた。その... 2019.11.26読み切り作品
読み切り作品out of my love 「せぇしろってさ……」 一戦(正確には立て続けに三回)終えた後の心地よい微睡みの中、僕の胸にしっとりと抱かれながら妻は言う。 「もし、あん時結婚してたら今ごろ浮気しまくってたのかな。」 一気に目が醒めるような一言を………。... 2019.11.26読み切り作品
読み切り作品Is this love? 普段は学生らしからぬ僕たち六人の生活だが、学園では生徒会役員として、きちんと役割りを果たしている。 高校生活最後の体育祭をひかえ、俄然張り切るのは悠理だ。 10種目全ての助っ人としてかり出され、5日前から部室内で筋トレをしている。 ... 2019.11.26読み切り作品
読み切り作品cost-benefit performance(Vt.作品) 「手作りぃ?ヤダヤダ。んなもんつくんねーぞ。」 ‘初心者向けの手作りチョコ’と書かれた本を払い除け、悠理はドーナツに手を伸ばす。 今日のおやつはみんな大好き‘ク★スピー・ク★ーム・ドーナツ’の詰め合わせ。 既に三個をその胃の中に納... 2019.11.26読み切り作品