やぁん………待って、せぇしろ!
人生20年。
こんなエロビデオみたいな台詞が、あたいの口から飛び出すだなんて、考えてもみなかった。男なんて必要ない!
一人でだって生きてけるもん!
軽くそんな風に思ってたけど、そりゃもう明らかにミステイク。
恋して、愛して、溶け合って。
結局こいつからは離れられない運命だとわかって、あたいの心と身体は‘女’へまっしぐら。
清四郎の手で全部ゴロリと変えられた。
一抹の悔しさはあるけれど、それでもこんな風に愛されちゃうと、そんなことどうでもよくなって、無我夢中で欲しくなるんだよなぁ。
あたいってば単純。
「せぇしろぉ……も、入れてよ。」
「ダメです………もう少し楽しませてもらいますよ。」
自分でもわかる。
ドロドロのグチャグチャ。
なんで、んなとこ舐められるんだろうってはじめの頃は思ってたけど、あたいも今は気になんないくらい、こいつのえげつないモノを口にしてる。
むしろ可愛がってやりたいもん。
可愛くないけど。
「悠理………今日は………すごいな。」
口のまわりベタベタにしながら、こっ恥ずかしいことを言うな!
「だから……早く欲しいんだってば!」
「ふぅ…………全部啜り取るつもりだったんですけどね。」
「変態!!」
こっちはもうとっくに限界まで来てるんだぞ!
意地の悪いヤツ!
「変態、ねぇ。では罵られた分の働きをさせてもらいましょうか。」
「え………あ!きゃうぅ……んん!!」
んな一気に突っ込むなよ、バカ!
軽くイッちゃったじゃん!!
「おや、今、イキましたね?」
「おまえが…………焦らすからだろ!?あ……うそ、待って、まだ動かないで!!」
「なにしろ僕は変態ですから。今夜はそれをたっぷりと証明して見せますよ?」
悪魔めいた顔で、あたいの悦ぶ台詞を吐く。
くそ!覚えてろ!
一生可愛がってもらうかんな!!