読み切り作品Ecstasy(R) 「あら、副社長、もうお帰りですか?」 秘書課トップ、柴崎結子(しばさきゆうこ)は急ぎ足でエレベーターホールに向かう清四郎へと柔らかく声をかけた。 「ええ、今日は少し用事があるので・・・。」そわそわとした様子のまま、携帯電話から目... 2019.12.05読み切り作品
読み切り作品sea breeze(R) 「ど、どけよ!」 「無理です!」 ━━━何が無理なんだよぉ!?? ベニヤの壁に押しつけられた悠理は、その大きな目を限界にまで開いた。 両手で挟み込む様に手を付く清四郎の鼻息が、恐ろしく荒い。 これは異常事態だと... 2019.12.05読み切り作品
読み切り作品soixante-neuf(R) まだ少女の様なしなやかな脚。 蝋を思わせる白い肌の先端、小さな足の爪があまりにも可憐で、思わず口に含みたくなる。 挑発的でいて、それでも甘えるような瞳を見せる彼女に、僕の胸がじくりと疼く。 ピンク色の少女趣味な下着。 普段、決して選... 2019.12.05読み切り作品
読み切り作品SEX IN THE CAR もぉ!! こんなことしてたら、イルカショーに間に合わないじゃん! そこは決して寛げる空間ではない。 どちらかといえば不自由で、座っている場所すら満足出来ない。 しかしそんな密室とも言える車内で、悠理は嬌声をあげながら、快楽に身を... 2019.12.05読み切り作品
読み切り作品BODY TALK~sequel~(R) あの日の事は私の過ち。 いつもは決して見せない彼の、明らかな隙を狙ったんだけど・・・・まさか奥さまがあんなにも早く到着するとは、ね。 ベージュ系のリップを止めて、買ったまま引き出しに眠っていたオレンジ色のそれを手にし、鏡の中のちょっ... 2019.12.05読み切り作品
読み切り作品BODY TALK(R) 甘く支配される━━━━ 彼女の声に、 匂いに、 肌に、 そして温もりに。 支配しているのは自分だけのはずだった。 けれど今はその自信が確実に揺らいでいる。 「せぇしろ………気持ちいい?」 柔らかな太も... 2019.12.05読み切り作品
読み切り作品the true nature of jealousy(R) ━━━━━フレンチは想像以上に旨かった。 まぁるい月に照らされた海。 長い桟橋の先に浮かぶレストラン。 多くのキャンドルに照らされたそこは、一組限定という贅沢さ。 六人は非日常的な景色を味わいながら、珠玉の皿々に舌鼓をうつ。 ... 2019.11.28読み切り作品
読み切り作品animal appetites desires(R) 鉄製のノブはあっさりと回った。 鍵が開けられたままの部室。 中央に置かれた大きなテーブルには、二人分の鞄が隣り合わせに残っている。 魅録は族仲間との約束、美童と可憐はそれぞれの相手とデート。 そして野梨子は………僕たちを二人きりにす... 2019.11.28読み切り作品
読み切り作品Stairway to Heaven(R) 「あ…………ん……せぇしろ……ぉ」 「………ほら……分かるか?奥まで入ってるだろう?」 「んっぁ……すご……おなか、くるしぃ……」 「痛い?」 「ううん………でもなんか………」 「なんです?」 「……あた... 2019.11.28読み切り作品
読み切り作品the eternal caress(R) その夜、悠理は怒っていた。 いつもはぴったり寄り添って眠る夫を、隣の書斎へと追い出すほどに。 理由は、帰宅した清四郎のワイシャツに鮮やかなまでに付いたキスマーク。 一つではない。 色違いで二つもだ。 接待で訪れたクラブのホステ... 2019.11.28読み切り作品